鎖骨リリース | 吉田一也

鎖骨リリース

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鎖骨とは

 鎖骨は、「鎖骨美人」などと表現されるように、女性美の象徴として使われる骨の1つです。
まずは、鎖骨の名前の由来、動物の鎖骨、鎖骨の役割について取り上げたいと思います。

鎖骨という名前は、昔中国の囚人を捕らえて逃げないように、この骨に鎖(くさり)を通したことに由来されています。
女性美とは程遠い理由から名前はつけられていたようです。

動物にも鎖骨はありますが、実は犬には鎖骨がないです。
犬だけではありません。馬や牛などの四足で歩く哺乳類には鎖骨がありません。
逆に、サルやヒトなどの霊長類には鎖骨があります。このことからも手を使った作業をするために必要な骨ということがわかります。

ちなみに、鳥類は左右の鎖骨がくっついて1つの骨になっています。読み方は一緒ですが、漢字で「叉骨(さこつ)」と書きます。この叉骨は、翼を大きく力強く動かすことができるように1本の骨に進化したそうです。
進化の過程で、様々な変化を遂げている骨だということがわかります。

鎖骨の役割、重要性

 鎖骨という名前は、誰でも名前を知っているメジャーな骨のひとつだと思います。
しかし、その骨の役割をほとんどの人は知りません。肩を動かすときに使っているのですが、ほとんど意識して使っていません。
それどころか、忘れ去られ、痛めつけられている骨と言えます。

例えば、リュックサックやカバンなどを肩にかけているところをイメージしてみてください。鎖骨を押しつぶしています。
小学生のときに背負ったランドセルもそうですし、赤ん坊の抱っこひもなども鎖骨を押しつぶし、鎖骨を動きにくくする原因を作っています。
肩にヒモをかけると、鎖骨を動かしにくくするだけでなく、肩の動きにも悪くなります。最悪の場合、痛くなったり、ケガをしたりします。
 あまり知られていませんが、鎖骨は腕と胸をつなぐ唯一の骨です。
肩をスムーズに動かすために、肩甲骨と一緒に色々なときに働いてくれている骨でもあるのです。

鎖骨が肩こりにどう関係しているのか

 日本人の6割が自覚しているという肩こり。国民病といっても過言ではありません。
そんな肩こりと、実は関係が深い骨が、首元にある左右二本の鎖骨です。

理学療法士として十数年、肩関節の運動障害で苦しむ人たちを担当してきましたが、肩がこる人、肩を痛めやすい人の特徴として「鎖骨が動いていない」という特徴があります。

専門家の人たちも意外と見落としている部分でもあり、この骨が邪魔をして肩に負担をかけている場合が多いです。
 また、デスクワークなどの長時間同じ姿勢を取っていたり、運動不足などで筋肉が固くなっている人は肩こりになりやすいのですが、肩こりはリンパの流れも悪くしてしまいます。

↑悪い姿勢は、鎖骨を動かしにくくします。

↑鎖骨が動かしにくくなることで、リンパ液(鎖骨リンパ節など)の流れが悪くなり、腕がむくんだり、重だるくなったりもします。

鎖骨リリースについて

 鎖骨は、胸の骨である胸骨(きょうこつ)と背中にある肩甲骨(けんこうこつ)をつないでいます。
鎖骨の主な動きは、6つあります。
 ①持ち上がる、②下がる、③前に出る、④後ろに引く、⑤後ろにねじれる、⑥前にねじれる。

肩を使った運動では、この6つの動きを組み合わせて動いています。ちなみに、鎖骨がまったく動かないと、肩を頭上に持ち上げることはできません。
 ちょっとした豆知識として、鎖骨にくっついている筋肉も覚えてしまいましょう。鎖骨についている筋肉は多くなく、全部で4つしかありません。

鎖骨の上側に胸鎖乳突筋(きょうさにゅうとつきん)と僧帽筋上部線維と言う2つの筋肉があります。
そして、鎖骨の下側に大胸筋鎖骨部(だいきょうきんさこつぶ)と三角筋前部線維(さんかくきんぜんぶせんい)と言う2つの筋肉があります。

各6つの鎖骨の動きをよくするためのエクササイズ「鎖骨リリース」というエクササイズをご紹介します。
このエクササイズは私が考案した最新の方法です。

 鎖骨リリースでは、まず腕全体の動きを意識して肩を動かします。この時に突っ張るところや痛いところがないか確認します。そして、鎖骨の動きを意識して肩の運動を行います。

 次に、腕を動かしている時に、鎖骨の動きを確認し、鎖骨の動きが出にくい場所を触って探ります。
鎖骨にくっついている筋肉をほぐしたり、筋肉の上で固くなっている皮ふを引っ張ったりして鎖骨を解放してあげましょう。
鎖骨リリースでは、とくに鎖骨の上にくっついている皮ふと筋肉・骨をはがすように皮ふを引っ張ります。

最後にまた肩を動かしてみてください。肩が軽くなるのを感じるはずです。
日常的に行うことで、肩こり解消が期待できます。簡単にできますので、ぜひ続けてやってみてください。
ひどい肩こりでお困りの肩は、APULAまでお越しください!